第2回日中韓繊維産業協力会議開催
11月22日(火)、中国成都(成都シャングリアホテル)において、標記会議が開催された。
この3カ国会議は、昨年11月26日(金)に横浜で開催された第1回会議に続くもので、日本側から38名、韓国側20名、中国側28名(他に地方政府3名、企業16名、スタッフ9名)が出席し、3カ国からの報告の後、活発な質疑応答が行われた。
当日のスケジュール、プログラムは次のとおり。
| 11月22日 火曜日 08:30-09:30 |
開会・紹介(議長:CNTAC 高副会長) 成都市からの歓迎挨拶 1.各国代表挨拶 中国紡織工業連合会 王天凱 会長 韓國纎維産業聯合會 盧喜燦 会長 日本繊維産業連盟 下村彬一 会長 2.各国代表団紹介 |
| 09:30-10:30 | パート1 日中韓の繊維産業の概況(議長:CNTAC 高副会長) 1. 発表 CNTAC(主任 孫淮濱) KOFOTI(常務理事 裵昇鎭) JTF(常任幹事 伊集院秀樹) 2. 質疑応答: |
| 10:30-10:40 | Tea Break |
| 10:40-12:10 | パート2 繊維産業の環境・安全問題の解決(議長:KOFOTI 金副会長) 1. 発表 CNTAC(副会長 楊東輝) KOFOTI(韓國化纎協会 常務理事 李昌郁) JTF(副会長 小川恒弘) 2. 質疑応答 |
| 12:20-13:30 | ビュフェ・ランチ 「Café Z」(1階) |
| 13:30-15:00 | パート3 日中韓FTAと繊維産業(議長:JTF 小川副会長兼事務総長) 1. 発表 CNTAC(副会長 高勇) KOFOTI(副会長 金東秀) JTF(化繊協会 会長 大八木成男) 2. 質疑応答 |
| 15:00-15:15 | 休憩 |
| 15:15-16:30 | パート4 衣類その他の繊維産業に関する共同協力 (議長:CNTAC副会長 夏令敏) 1. 発表 CNTAC(中國服装協会 常務副会長 陳大鵬) KOFOTI(韓國fashion協會 副會長 金明虎) JTF(アパレル・ファッション産業協会 理事長 廣内武) 2. 質疑応答 |
| 16:30-17:30 | 閉会 1. まとめ(CNTAC) 2. 合意書の調印 3. 日中韓それぞれ閉会挨拶 4. 記念写真撮影 |
| 18:30-20:30 |
歓迎夕食会 「YA AN Grand Ballroom」(2階) |
会議終了後、次の合意書が取り交わされた。
合 意 書
第一回日中韓繊維産業協力会議での合意に従い、第二回日中韓繊維産業協力会議を中国で開催した。 中国紡織工業連合会、韓国繊維産業聯合會、日本繊維産業連盟は2011年11月22日に中国の成都において第二回日中韓繊維産業協力会議を開催し、日中韓三国の繊維産業の現状と課題、今後の対応策、産業の環境安全と対策及び日中韓三国のFTAなどの課題についてそれぞれ報告と意見交換を行い、以下の点について合意した。
一、 グローバル化と地域連携の強化を背景として、日中韓三国の繊維産業界の相互の協力関係は日増しに深化している。産業の発展状況や趨勢についてより密接に伝達し、相互理解を深めることは非常に重要である。とくに、世界経済や貿易に新たな変化が現れている現在、先進国の債務危機や消費市場の低迷と不振、新興経済のインフレ圧力、商品価格の乱高下などの問題にどう対応するかを検討することは、三国繊維産業の安全と安定、そして持続可能な発展を追求する上で急務である。
二、 三国間の交流を強化するためには、実効ある高いレベルの協力を相互に推進すべきである。今回の会議では、三国とも実務的に、環境保護と安全が密接にかかわる分野では従来の繊維染色加工を改善し、向上させる技術や実験の協力プロジェクトについて検討すること、アパレル・ファッション産業の振興においては相互の協力を強化し、アジアブランドをともに創出し、世界のアパレル・ファッション分野における三国の影響力と発言力を高めること、また、三国の実務委員会(WG)が、貿易自由化を前提としたFTAについて具体的な研究項目を研究し、まずは関税撤廃スケジュール、原産地規則などの原則について、具体的な議論を深めることとした。
三、 日中韓三国繊維業界は、日中韓繊維産業協力会議を定期的に開催していくことは、各国の繊維産業の発展と相互協力にとって非常に価値があり、戦略的意義も高いことを認識している。持ち回りで開催するという原則から、次回の日中韓繊維産業協力会議は2012年に韓国で開催することに合意した。
2011年11月22日
| 日本繊維産業連盟 会長 下村 彬一 (日本側代表団長) |
中国紡織工業連合会 会長 王 天凱 (中国側代表団長) |
韓国繊維産業聯合會 會長 慮 喜燦 (韓国側代表団長) |
翌23日(水)は、当初成都市近郊の「ホームテキスタイル産業団地」を訪問する予定であったが、訪中寸前に、中国側から、当該産業団地への道路が閉ざされ、迂回ルートを利用しても時間的に難しいとの理由からキャンセルとなり、午前中は、成都大熊猫繁育研究基地(成都パンダ繁殖研究基地)、三星堆博物館・遺跡、午後は杜甫草堂、武侯祠及び周辺繁華街等を訪問し、四川省成都周辺の歴史探索の一日となった。









