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Home ニュース(2012) 第55回繊維通商問題研究会開催2012-01

第55回繊維通商問題研究会開催

 12月22日(木)日本繊維産業連盟第55回繊維通商問題研究会が、繊維会館(東京)において開催された。
 当日は、(1)日本の繊維貿易の現状について(繊産連から)、(2)EPA交渉の状況(①オーストラリア・モンゴル調査事業に関して、②TPP参加に関する進捗)について(通商室から)、(3)EPA産業協力の状況について(①全般、②インドネシア、③タイ、④ベトナム)(通商室から)、(4)今後の広域経済連携協定(TPP、日中韓、日EU)に対する考え方について(繊産連から)、(5)EU向け繊維製品の原産地証明書について、(6)日中韓繊維産業協力会議について(繊産連から)、各々説明があり、意見交換が行われた。

(1)日本の繊維貿易の現状について、次のとおり報告があった。
  1. 輸出入全般の動向
   ①1~10月累計で輸出は前年同期比104.0%(円ベース)、輸入は同115.3%となった。大震災以降の4~10月の前年同期比も同傾向で、震災による繊維貿易面への影響は数値的に表れていない。
   Ⅰ. 2011年1~10月累計の繊維貿易(カッコ内数値は4-10月前年同期比)

円ベース ドルベース
百万円 前年同期比 百万ドル 前年同期比
輸 出 669,823 104.0%
(103.8%)
8,359 115.0%
(114.8%)
輸 入 2,853,765 115.3%
(115.4%)
35,720 127.4%
(127.5%)

   ②10月度単月に関しては、輸出は円ベースで69,155百万円(前年同月比103.1%)、輸入は円ベースで323,215百万円(前年同月比115.9%)と順調に回復。
   ③1~10月累計で、輸出(円ベース)は、前年比で繊維原料・糸類(毛糸・合繊糸)が約107%、織物(綿織物・毛織物)は109%前後、二次製品は約100%。輸入(円ベース)は、前年比で繊維原料・糸類は140~150%(綿花は200%、綿糸は181%)、羊毛は149%、毛糸は148%)、織物は130~140%前後(綿織物143%、毛織物136%)、二次製品が約113%。


 2. 各地域・国別輸出入の動向
   ①輸出に関して
   Ⅰ. 2011年1~10月累計(円ベース)では、東南アジア(中国含む)向けは前年比105.5%、欧州109.0%と増加幅は減少。米州95.3%と減少傾向は変わらず。
   Ⅱ. アジアではベトナム向け約128%、バングラデシュ向けは145%と大幅増加。マレーシア向けは110%、パキスタン向けは減少。それ以外の中国・韓国・タイ向け等は概ね約103~105%。
   ②輸入に関して
   Ⅰ. 2011年1~10月累計(円ベース)では、東南アジアが前年比115.4%、欧州111.1%、米州117.2%で依然増加。
   Ⅱ. アジアでは、パキスタンから204%、インドネシアから154%、バングラディッシュ154%(1~6月で前年比128%と伸びがやや頭打ちになりつつあったが再び急増。)と増加幅が拡大。ベトナム140%、インド131

%と依然増加。中国は112%と回復。その他アセアン主要国からは概ね115~125%と世界全体(115.3%)以上の水準の輸入。中国の構成比は73.6%と下げ止まった。


(2)EPA交渉の状況について、①モンゴル官民合同ミッション派遣の経過報告、②TPP参加に関する進捗について、③豪州、日中韓、EUについて)報告があった。
(3)EPA産業協力(インドネシア、タイ、ベトナム)の進捗状況等について報告があった。
(4)今後の広域経済連携に関する繊維産業としての論点について、①日中韓FTA、日EU FTA(EIA)、③TPP、④ASEAN+6等を念頭において、貿易額、関税率、原産地規則、既存のFTAとの比較による説明があり、各業界のポジショ二ングについて検討しておく必要がある旨話があった。
(5)EU向け繊維製品の原産地証明書が廃止され、各業界に周知をする旨説明があった。
(6)11月22日に中国四川省成都で開催された第2回日中韓繊維産業協力会議の概要報告があった。

 

 

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